せっかく暖かく、花香る良い季節になってきたのに
目がしょぼしょぼする・・・
目がチカチカする・・・
春は、実は目と深い関係があります。
目からウロコの話ですね。
正確には、
春=木(に属し)=(五気は)風で、=(関係の深い臓は)肝で、肝は目に開竅(かいきょう)し、華は爪にある、という考えかたが五行学説にあります。
春は草木が芽吹き、強い風がふきます。
大気の流れ、風が連れてくるものは、植物の種、鳥、蝶、わくわくする気持ち・・・、
風が吹くと気持ちが晴れやかになる方も多いのではないでしょうか。
ただ、風はどちらかというと、避けたいものも運んできます。
ウイルスや細菌、ことにこの頃は花粉や黄砂、PM2.5 まで風に乗ってやってきます。
それらが体に悪さをするとき、風は風邪(ふうじゃ)と呼ばれるようになります。
強い風、目に見えない風邪は、口や鼻、目から体内に入ります。
ことに肝が弱っている方は、目がダメージを受けることになるでしょう。
と、いいますのも、目は肝血(かんけつ)を頼りとして機能しているからです。
目がしょぼしょぼする・・・
目がチカチカする・・・
そんな時は、多くの場合が肝血(かんけつ)の不足によるものです。
更に進行すると、
目の奥が痛む
まぶしさに慣れるまでに時間がかかる
吐き気がする
慢性的な頭痛
といった症状を併せもつようになります。
おすすめの食べもの
ふかひれ、いわし、さより、まぐろ、ふぐ、うなぎ、あわび、ほたて、エビ、レバー、烏骨鶏、すっぽん、セロリ、人参、くるみ、ごま、きくらげ、金針菜、ぶどう、松の実、レイシ、竜眼、クコの実、ブルーベリー、ラズベリー、棗、ロイヤルゼリー、菊花茶 など。
代表的な漢方薬
肝血虚(かんけっきょ)の場合は、養血の婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)や杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)などがオススメの漢方薬になります。
肝血虚(かんけっきょ)以外で、目に症状が表れる証としては、肝気うっ滞(かんきうったい)、腎虚(じんきょ)、脾気虚(ひききょ)などがあります。
そのような症状にはそれぞれ、おすすめの漢方薬がございます。
ご自身で判断なさらず、お気軽に東薬局へご相談にいらしてください。
※漢方薬は医薬品です。
ひとりひとりの症状や状態によって対応する漢方薬が違ってきますので必ず専門スタッフにご相談のうえ上手に活用しましょう!