中医学とは

中国医学を略して中医学といいます。

東洋医学という場合、インド医学・チベット医学・韓国医学・台湾医学それに日本漢方などが含まれ、範囲が広くなります。日本漢方は中国医学から生まれましたが、鎖国以後、日本国内のみで独自に進化し、中医学とはほとんど違う医学となっています。

中国が発祥の地で、黄帝内経(こうていだいけい)」という医学書が基礎となっています。

黄帝内経(こうていだいけい)」は、中国の伝説の帝王である黄帝と、岐伯・雷公など何人かの学者との問答形式となっていて、「昔のひとは百歳になっても衰えないと聞いたが、今のひとは50歳で衰えてしまうのは何故だろう?」という、黄帝の疑問からはじまる面白い本です。

著作者はいない、というより、複数人という話です。今から2000年以上も前から存在しているとのことです。

西洋医学が部分(パーツ)で考え数字で捉える自然科学であるのに対し、中医学は自然と人間をフラクタルで捉え、病気や人間を全体(トータル)で捉える医学と治療法をもっています。

中医学では、人間は大宇宙のなかの一存在であり、人間のからだそのものが小宇宙でもある、と考えています。

天と地

人間も宇宙の一部分なので、この宇宙に存在するその他のもの、太陽・月・星・空気・光・水・植物・動物・鉱物などとのつながりのもとに考えていくのです。

また、中医学の考えのもとでは、細菌やウイルスは目にみえなくても構いません。

細菌やウイルスを狙い撃ちするわけではなく、
心身のトータルバランスを整えることに集中します。

例えばウイルス性の風邪であっても、ウイルスそのものを攻撃・死滅させるわけでなく、体の免疫力を強化して、ウイルスが侵入できない心身を作っていくだけです。

とはいえ、
現在でている症状への対応も忘れていません。

その方の症状と状況によりけりですが、基本的には漂治(ひょうち:表に表れている症状に対応すること)根治(こんち:もともとの原因に対応すること、この場合は免疫力強化)の2本立てで、いきます。

このように、中医学では病名ではなく、その方の症状や状況を重要視し、トータルバランスを整えることによって病気にならない健康的な毎日を目指すものです。

よって、例えば、病名が同じAさんとBさんでも、治しかたが違う場合(同病異治)もありますし、病名が違うCさんとDさんで治し方が同じ(異病同治)場合もあります。

「病院ではなんともないといわれるけど・・・」

「ずっと通院しているけど、いつまで通院すれば良いのだろう・・・」

「今の治療方法でよいのかしら・・・」

「もっと自然な方法で、何とかならないかな・・・」

「薬アレルギーをもっているので、治療が大変・・・」

「病気の予後が大変・・・」

ご予算についても、正直にお答えいたします。
是非、一度、ご相談にいらしてください!

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