薬食同源

薬食同源

 

中医学には薬食同源(やくしょくどうげん)】という言葉があります。

これは、薬を飲むことと、食べものを食べることは同じくらい大切、という意味です。

食べものには、色々な作用があることはわかっています。

それを栄養学では、食べものの成分から考えます。

例えば五大栄養素とは、たんぱく質・脂質(脂肪)・糖質(炭水化物)・無機質(ミネラル)・ビタミンの5つを指し、食事のバランスとは、五大栄養素をバランスよく食べているかどうか、を意味します。

人間の体を機能させるために必要な栄養素は何か・・・?

その栄養素を含む食べものは何か・・・?

そして、それぞれの食べものに含まれる栄養素の量を計測し、食べる量を決定していきます。

栄養学で考える食事

一方、

中医学では、それぞれの食べものについて食べた人の反応を調べ、調べた結果をデータ化し、分析してきました。

その結果、すべての食べものは食べるひとや食べる場合によって体に与える影響が異なり、一利一害、薬にも毒にもなりうるということがわかりました。

中医学の食事の考え方

例えば、お酒ですが、まったく同じ成分のお酒を複数人が飲んだら・・・?

1杯に含まれるアルコール度数や栄養素などはまったく同じなのに、人によって反応が違いますね。

青くなってしまう人、すぐ酔ってしまう人、赤くなる人、吐いてしまう人、

上機嫌になる人、泣き上戸になる人、饒舌になる人、1杯じゃ飲んだうちに入らない人、

怒りだす人、笑い出す人・・・

人間の体は、形や性質も、10人いたら10とおりです。

お酒はわかりやすい例えですが、他の食物でも同じように、野菜や果物、肉や魚でも、食べる人や、その時の状況や体調によって、反応が異なってくるのは、ごく自然なことではないでしょうか?

中医学では、大きく、生活習慣(運動も含む)・食生活・漢方薬の3本柱で対応していきます。

漢方薬も、食生活も、生活習慣も、同じくらい大切で、どこかをおろそかにすると健康や美しさとはかけはなれていくということです。