時間医学

現代、時計遺伝子と、生活習慣病や老化、発がんの対応におおいに役立つとして、時間生物学研究が進んでいます。

月や太陽、地球など、大宇宙にはリズムがあり、同じように人間の体内、臓腑には、活動や休息の生体リズムがある、

これらは、例えば同じ治療を施すにあたり、最大の効果を得るために応用されています。もちろん、生体リズムをつかむことで、病気の予防にも役立つのです。

 

東薬局
肝臓は午前1時~3時に活動する

休息が肝臓に良いとされ、睡眠療法まであるという事は、肝臓が睡眠中にのみ回復できることを考えれば不思議ではありません。

従って夜中の1時~3時の間に肝臓に負担をかけないように心がけましょう。ニコチンとアルコールは午前1時~5時の間に一番強く作用し、肝機能障害に苦しむ方は女性より男性のほうがはるかに高い比率となっています。

 

 

東薬局
肺は午前3時~5時が一番元気!

登山家や旅行家の方は、ぐっすり眠って早朝5時に出発するより、早朝3時に出発した方がはるかに元気が出るといいます。

肺が一番元気なのは明け方3時から5時の間なのです。うまくスタートを切れば、5時以降も肺は元気に乗り切ります。

煙草を吸う人が朝、咳をしたくなるのは、肺が夜中のうちに仕事を全て終え、余分なものを外に出そうとするせいです。

 

 

 

東薬局時計はひとつではない

 

人間の体の時計はひとつではないということが昨今の研究により明らかになりつつあります。

 

もともと人間の体の時計は25時間周期であることが知られています。これを一日24時間という自然界に同調させるのが、概日リズムです。

 

概日リズム(サーカディアン・リズム)とは、24時間周期で変動し、光パルス(太陽の光を浴びることなど)または暗パルス(セトロニンやメラトニンなど)でリセットされる動物・植物などほぼ全ての生命体が持っている時計のことです。

 

概日リズムと、概日リズムを支配する遺伝子時計(母親からもらい受けた時計のこと)、生活環境によって形成される生体時計(就寝・起床時間・食生活などによって6歳頃までに決定される)、臓器や細胞などが個々にもつ時計などが複雑に絡み合った時計ネットワークがあるといわれています。

 

夜中にいつも同じ時刻に目覚めてしまう人は、その時間帯が高期にあたっている器官にトラブルがあるのかも知れません。いつでもお気軽にご相談にいらしてください。

 

肥満
ひまん
肥満の魔の時間  体内に脂肪を溜め込む働きを担うタンパク質BMAL1(ビーマルワン)は午後3時に最も数が少なく、午後8時頃から夜中の2時ぐらいまでの間に最大数になります。つまり肥満の方は午後3時頃が好きなものを食べるチャンスの時間であり、午後8時から夜中の2時には飲食を控えると良いということになります。

胃潰瘍
いかいよう
胃潰瘍の魔の時間 

成長ホルモンの分泌がピークに達する最初のノンレム睡眠(寝入りから3時間)の時間帯は胃酸の分泌も多くなるので胃潰瘍が悪化しやすくなります。
例えば22時に就寝した場合は22時~1時くらいの間、23時に就寝した場合は23時から2時くらいの間です。

脳溢血・癌
のういっけつ・がん
脳溢血の魔の時間 

高齢者の方に多い、血圧が夜間に上昇する夜型高血圧の方の脳溢血の発生は夜中に集中しています。夜型高血圧は自立神経の乱れによるものがほとんどです。

また、夜中は細胞の修復時間、よって癌細胞も夜中に増殖します。

気管支喘息
きかんしぜんそく
気管支喘息の魔の時間 

気管支は日中開き、夜に向けて細くなり、午前4時頃に最も細くなるので、気管支喘息の発作は明け方が多いというわけです。

心筋梗塞・脳梗塞
しんきんこうそく・のうこうそく
心筋梗塞・脳梗塞の魔の時間 

夜間にコップ1杯分(200cc)の汗をかき、津液(体の潤い)不足により血液の粘度が濃くなる為、また血圧は朝に急激に上昇するため、心筋梗塞や脳梗塞などの疾患は朝8時~12時までの間に集中します。朝10時頃がピークです。

糖尿病
とうにょうびょう
糖尿病の魔の時間 

インスリンの分泌量は午前中は少なく日中に活発に分泌されます。糖尿病の方はインスリン分泌量の少ない朝からしっかりと糖質を減らしていったほうが良いことになります。

 

 

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何でもお気軽にご相談ください。

 

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